ユベラ錠の効果・副作用・服用方法|ビタミンE製剤の正しい使い方

ユベラ錠とは

ユベラ錠(一般名:トコフェロール酢酸エステル)は、ビタミンEを有効成分とする錠剤です。ビタミンには水溶性と脂溶性がありますが、ビタミンEは脂溶性ビタミンです。

ユベラ錠の効果・効能

ユベラ錠の適応

ユベラ錠は下記への適応があります。

  • 過酸化脂質の増加の防止

  • 血栓性静脈炎

  • 四肢冷感症

  • 静脈血栓症

  • 凍瘡

  • 糖尿病性網膜症

  • 動脈硬化症

  • ビタミンE欠乏症の治療

  • ビタミンE欠乏症の予防

  • 末梢循環障害

  • 間歇性跛行症

食材から摂取しきれないビタミンEを補うことで血行が良くなり、冷え性や動脈硬化などに効果があります。また、新生児や低体重児に多いビタミンE欠乏症の治療や、ビタミンEの欠乏が関与する脊髄小脳変性症などに使用することもあります。

ユベラ錠の美容効果

ビタミンEは抗酸化ビタミンとも言われており、過酸化を抑制して過酸化脂質の生成を抑制する作用があります。

肌は紫外線にさらされると細胞膜がダメージを受けて(酸化して)シワやシミの原因になりますが、ビタミンEの抗酸化作用でこのダメージを軽減してくれます。同じく抗酸化作用のあるビタミンCと合わせて摂ることで相乗効果が期待できます。

ユベラ錠の使用方法

通常、成人は1回1〜2錠(主成分として50〜100mg)を1日2〜3回服用します。

ただし、治療を受ける疾患や年齢・症状により用法用量は変化するため、医師から指示された服用方法に従ってください。

ユベラ錠の副作用

主な副作用

便秘、胃部不快感、下痢、過敏症、発疹が見られることがあります。

重大な副作用

重大な副作用は現在報告されていません。

ユベラ錠が使えない方

添付文書では使用禁忌の疾患や病態はありません。ただし、患者さまの年齢や性別によって耐容上限量が異なるため、医師の指示に従って服用することが重要です。

また、ユベラは脂溶性ビタミンのため、水溶性ビタミンのように尿から排出されることがありません。そのため体内に蓄積してしまい過剰摂取となることがあるため、自己判断で服用量を増やしたりサプリメントとの併用には注意してください。

ユベラ錠 臨床効果

17.1 有効性及び安全性に関する試験

17.1.1 臨床効果

(1) ビタミンE欠乏症

ビタミンE欠乏症は低出生体重児、新生児、無β-リポタンパク血症、肝・胆・膵疾患に伴う脂肪吸収障害患者において認められ、眼や肺の障害、赤血球溶血亢進と寿命低下、筋萎縮、神経機能の異常などが発現し、本剤の投与により改善することが認められている。

(2) 末梢循環障害

間歇性跛行症(閉塞性末梢動脈硬化症)については二重盲検試験で有用性が認められている。凍瘡、四肢冷感などの末梢循環障害に対しても一般臨床試験で有用であることが認められている。

引用:ユベラ錠 添付文書

よくある質問

ユベラ錠に市販薬はありますか?

ユベラ錠の有効成分であるトコフェロール酢酸エステルを含む市販薬は販売されていますが、効能効果は医療用のユベラ錠とは異なります。そのため、医療用の代わりとして市販薬を服用することはできません。

ユベラ錠を美容目的で服用したい場合、保険適用になりますか?

美容目的の場合、保険適用にはなりません。これはユベラ錠の効能効果として「シミ・シワの改善」は認められていないため、適用外処方という扱いになるからです。

ユベラ錠はいつ飲むのが効果的ですか?

ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、食後に服用することで効率よく吸収されますが、基本的には医師の指示通りのタイミングで服用するようにしてください。

参考文献

ユベラ錠 添付文書

エーザイ株式会社 ゲンタシン®軟膏0.1% ゲンタシン®クリーム0.1% インタビューフォーム