シナール配合錠の効果・副作用・服用方法|ビタミンC・パントテン酸配合剤の正しい使い方

シナールとは

シナールはアスコルビン酸を主成分とし、パントテン酸カルシウムを配合した内服薬です。

アスコルビン酸はビタミンCのことです。シミの原因となるメラニン色素の産生を抑えたり、メラニン色素の還元を促進する働きがあります。

配合されているパントテン酸はビタミンB5のことで、上記のアスコルビン酸の働きを増強する作用があるとされています。

シナールの効果・効能

シナールは美容の薬として有名ですが、成分はビタミンです。そのためビタミン不足時の補給として処方されるケースと、シミ治療などを目的とする処方があります。

以下のようなケースでは保険が適用されます。

  • 消耗性疾患によるビタミン不足

  • 妊娠・出産・授乳などによるビタミン不足

  • やけどや手術による炎症後の色素沈着

美容目的のシナールの処方では、下記のような効果が期待できます。

  • メラニン色素の合成や蓄積を防ぎ、色素沈着を予防・改善

  • すでにできているシミを薄くする

シミの改善には肌のターンオーバーも関係しているため、継続して服用することで効果を実感することができます。

シナールの服用方法

年齢や症状により増減はありますが、1回1~3錠で1日1~3回に分けて内服するように指示されることが大半です。

3ヶ月程度服用しても効果が実感できない場合は医師に相談のうえ、別の薬へと切り替えるなどの対応をおすすめします。

また、効果を早く実感するために指示された量よりも多く内服する方がいらっしゃいますが、過剰な分は体外にすぐ排出されてしまうため意味がありません。ご注意ください。

シナールの副作用

シナールに含まれるアスコルビン酸やパントテン酸カルシウムは体内に存在する物質のため、副作用はほとんど心配ありません。まれに胃の不快感や吐き気、下痢などが見られることもありますが、この場合は服用を中止してください。ただし、シナールは体外への排出が早いため、上記の副作用が長引くことはほとんどありませんのでご安心ください。

シナールが使えない方

基本的には使えない方はいませんが、過去にシナールを服用して痒みや発疹などのアレルギー症状が出たことがある方や、妊娠または授乳中の方はあらかじめ医師に伝えてください。

シナール 臨床効果

再評価結果におけるアスコルビン酸・パントテン酸カルシウム配合剤の炎症後の色素沈着に

対する有効性評価対象例は 136 例であり、有効率は 86.8%(118 例)であった。

(シナールの医薬品インタビューフォーム【Ⅴ.治療に関する項目 3.臨床成績 (2)臨床効果】より引用)

よくある質問

シナールの市販薬との違いはありますか?

シナールには市販品もありますが、有効成分は医療用医薬品のほうが多く配合されています。

シナールの効果を最大限引き出すにはどうしたらいいですか?

シナールに含まれる成分は水溶性で、1度に大量に摂取しても余分は尿中に排泄されてしまいます。そのため1度に大量に摂取するのではなく、指示された量を毎日欠かさず飲むようにしてください。

また、ビタミンCの吸収率が下がってしまうため、タバコを吸っている方は禁煙することをおすすめします。

シナールで白髪になるって本当ですか?

シナールの持つメラニン色素の生成を抑える効果から白髪が増えるという噂があるようです。しかし、現在まで医学的な根拠は一切ございませんので心配せずに服用してください。

参考文献

塩野義製薬 シナール 医薬品インタビューフォーム