芍薬甘草湯とは
芍薬甘草湯とは、主にこむらがえり(筋痙攣)など急激におこる筋肉の痙攣を伴う痛みや関節痛、胃痛、腹痛の治療に使用されるお薬です。
中枢性の痛覚中枢や脊髄性の反射を鎮静する作用がある芍薬と平滑筋に対し末梢的な鎮痛抑制作用がある甘草の2つの生薬が配合されることにより鎮痛効果が相乗的に増加し、痛みを和らげます。
芍薬甘草湯の効果・効能
芍薬甘草湯は下記の症状に対し有効性が認められています。
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急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛
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筋肉痛、関節痛
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胃痛
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腹痛
芍薬甘草湯の服用方法
通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減するため必ず指示通り服用してください。
※芍薬甘草湯の服用にあたっては、治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
芍薬甘草湯の副作用
主な副作用
発疹、発赤、瘙痒等、 悪心、嘔吐、下痢等
重大な副作用
稀に、間質性肺炎、 偽アルドステロン症、うっ血性心不全、心室細動、心室頻拍(Torsade de Pointesを含む)、ミオパチー、横紋筋融解症、 肝機能障害、黄疸等の症状が現れることがあります。いずれも頻度は不明のため異変を感じた際は直ちに服用を中止し、適切な処置を行なってください。
併用注意薬
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カンゾウ含有製剤
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補中益気湯
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抑肝散
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六君子湯等
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グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
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グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・L-システイン
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グリチルリチン酸一アンモニウム・グリシン・DL-メチオニン配合錠等
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ループ系利尿剤
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アゾセミド
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トラセミド
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フロセミド等
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チアジド系利尿剤
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トリクロルメチアジド
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ヒドロクロロチアジド
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ベンチルヒドロクロロチアジド等
芍薬甘草湯が使えない方(使用注意の方)
妊娠中、授乳中、小児、高齢者は服用をおすすめしておりません。
妊娠中の方は、治療上の有益性が 危険性を上回ると判断される場合にのみ服用、授乳中の方は、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止の検討をお願いいたします。
芍薬甘草湯 臨床効果
肝硬変患者に1 日 7.5g を投与(頓服投与〜3 ヵ月)し、筋痙攣(こむら返り)に対する有効性を検討したところ、以下のとおりであった 。
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著効 |
有効 |
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筋痙攣に対する作用 |
55 %(11/20) |
45 %(9/20) |
よくある質問
芍薬甘草湯は妊婦や授乳婦は服用できますか?
基本的には妊娠中又は授乳中の服用はできません。