ダラシンTの効果・副作用・使い方|ニキビ治療薬クリンダマイシンの正しい使用法

ダラシンTとは

ダラシンT(一般名称:クリンダマイシンリン酸エステル)はブドウ球菌やアクネ菌の感染で化膿したニキビに用いられるニキビ用の外用抗生物質製剤です。

炎症ニキビ(赤ニキビ)や膿をもつ黄ニキビの改善に優れた効果を発揮します。

ダラシンTの効果・効能

  • 〈適応菌種〉 クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、アクネ菌 

  • 〈適応症〉 ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)

ダラシンTの使用方法

1日2回洗顔後、適量患部に塗布します。

※本剤を塗布する面積は治療上必要最小限にとどめること。 

 本剤の使用にあたっては、4 週間で効果が認められない 場合には使用を中止すること。

また、炎症性皮疹が消失 した場合には継続使用しないこと。

ダラシンTの種類

  • ゲル

  • ローション

ダラシンTの副作用

主な副作用

皮膚のつっぱり感(パリパリ感)、発赤、蕁麻疹、刺激感、ヒリヒリ感、AST(GOT)、ART(GPT)、AI-P、総ビリルビンの上昇、ウロビリノーゲン陽性、白血球増加、血小板増加、総コレステロール低下、尿蛋白、尿糖

重大な副作用

偽膜性大腸炎 、 血便 、 重篤な大腸炎 、 腹痛 、 頻回の下痢

併用注意薬

エリスロマイシン、末梢性筋弛緩剤、スキサメトニウム塩化物水和物、ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物等

ダラシンTが使えない方

本剤の成分(日局 クリンダマイシン リン酸エステル)又は、リンコマイシン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。

ダラシンT臨床効果

尋常性ざ瘡(ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの))患者を対象に1日2回、朝・夕洗顔後、患部にローション又はゲルを4週間塗布し、ゲルと生物学的同等性を検証した無作為化割付群間比較試験において、炎症性皮疹の減少率はローション群(87例)58.5%、ゲル群(90例)57.6%であった。統計解析の結果、両剤は生物学的に同等であることが示された。

ローション群及びゲル群の副作用発現頻度は、15.6%(14/90例)及び8.7%(8/92例)であった。その内訳は、ローション群において、適用部位刺激感13.3%(12/90例)、適用部位紅斑1.1%(1/90例)、血中ビリルビン増加1.1%(1/90例)、ゲル群において、適用部位刺激感3.3%(3/92例)、血中ビリルビン増加3.3%(3/92例)、適用部位そう痒感2.2%(2/92例)であった。

引用:佐藤製薬株式会社「ダラシンTゲル1%/ローション1%添付文書」

よくある質問

ダラシンTは妊婦や授乳婦は服用できますか?

安全性を考慮した上で妊娠中、授乳中は使用しないことが望ましいです。

ダラシンTはニキビ跡に効果はありますか?

炎症ニキビに効果はありますが、ニキビ跡には効果がありません。

しかし毎日塗布することによって、ニキビ跡にならないことが期待できます。

※医師の診断のもと使用してください。

参考文献

佐藤製薬株式会社「ダラシンTゲル1%/ローション1%添付文書」

佐藤製薬株式会社「ダラシンTゲル1%/ローション1%インタビューフォーム」