ニキビ治療の費用相場|自費治療はいくらかかる?

結論

ニキビ治療の費用は、保険診療か自費診療か、そして治療の目的によって大きく変わります。炎症性ニキビを抑える治療は、多くの場合、外用薬や内服薬による保険診療で対応可能です。一方で、ニキビ跡、毛穴、肌質改善を目的とする治療は自費診療が中心になります。自費治療は高額という印象を持たれがちですが、実際には治療内容や回数によって価格帯は幅があり、必ずしも極端に高額になるわけではありません。

重要なのは、今のニキビがどの段階にあるのか、何を改善したいのかを整理したうえで、必要な治療だけを選ぶことです。

特徴

ニキビ治療の費用には、次のような特徴があります。

・炎症性ニキビは保険診療が中心

・ニキビ跡や毛穴治療は自費診療になる

・治療法ごとに1回あたりの費用が異なる

・回数を重ねる治療では総額よりも1回単価と計画が重要

自費治療は、一度で完結する治療ではなく、複数回で変化を積み上げていく治療が多くなります。

対象

この記事は、次のような方を想定しています。

・保険治療だけでは改善が頭打ちになっている

・ニキビ跡や毛穴が気になり始めた

・自費治療の相場が分からず不安

・ダーマペンやポテンツァを検討している

注意

自費治療は、ニキビ治療の代わりになるものではありません。炎症が強い状態で自費治療を先に行うと、赤みが長引いたり、肌状態が不安定になることもあります。必ず、保険治療を土台にしたうえで、必要な段階で組み合わせることが前提になります。

ニキビ治療の費用が分かれやすい理由

ニキビ治療の費用が分かりにくい理由は、治療の目的が一つではないためです。ニキビ治療には、

・炎症を抑える治療

・再発を防ぐ治療

・ニキビ跡や肌質を整える治療

という異なる段階があります。炎症を抑える治療は、薬によるコントロールが中心となり、保険診療で対応できます。一方、ニキビ跡や毛穴の開きは、皮膚の構造そのものが変化している状態のため、医療機器を用いた自費治療が必要になります。この違いを整理しないまま費用を比較すると、実際の相場感と大きくズレてしまうことがあります。

自費治療はいつ検討するか

自費治療は、ニキビ治療の最初に行うものではありません。基本となるのは、外用薬や内服薬による保険治療で炎症をコントロールすることです。そのうえで、

・ニキビ跡が残ってきた

・毛穴や凹凸が目立つ

・肌質の改善を目指したい

といった目的が出てきた段階で、自費治療が選択肢になります。外来では、

「ニキビは落ち着いたけど跡が気になる」

「薬は続けているが、肌の質感が改善しない」

といったタイミングで相談されることが多くなります。

主な自費治療と費用相場

ここでは、一般的に行われている自費治療と、渋谷文化村通り皮膚科で扱っている治療を中心に説明します。

ダーマペン

ダーマペンは、極細の針で皮膚に微細な刺激を与え、肌の再生反応を引き出す治療です。ニキビ跡、毛穴、肌の凹凸、くすみ、小じわなどを目的に行われます。一般的な費用相場は、

1回あたり2万円台から3万円台程度で、複数回行うことで徐々に変化を実感していく治療です。

ポテンツァ

ポテンツァは、マイクロニードルと高周波を組み合わせた治療です。ダーマペンより深い層にアプローチできるため、ニキビ跡の凹みや毛穴をより積極的に改善したい場合に選択されます。一般的な相場は、1回あたり3万円前後からで、治療内容により費用は変動します。

レーザー治療

ニキビ跡や赤み、毛穴に対して、レーザー治療が行われることもあります。1回あたり数万円程度が目安ですが、機器や設定によって差があり、複数回が前提となることが多い治療です。

ケミカルピーリング

薬剤を用いて角質を調整し、肌のターンオーバーを整える治療です。比較的費用は抑えめで、1回あたり1万円台から行われることが多く、他の治療と組み合わせて使われるケースもあります。

医師からの補足

外来では、費用の安さや高さだけで治療を選ばないよう説明しています。自費治療は、価格そのものよりも「今の肌状態に合っているか」「目的に合っているか」が重要です。安価な治療を回数だけ重ねても、目的とずれていれば満足感は得られません。逆に、適切な治療を必要な回数に絞って行うことで、結果的に通院回数や総額の負担が抑えられることもあります。

やってはいけないNG行動

・費用だけで治療法を決める

・保険治療を飛ばして自費治療を始める

・回数や総額を確認しない

・1回で治る治療だと思い込む

これらは、自費治療で後悔しやすい行動です。ニキビ治療には段階があり、炎症のコントロールが不十分なまま自費治療を行うと、効果を実感しにくくなることがあります。また、1回あたりの価格だけで判断せず、治療回数や総額を含めて考えることが大切です。

皮膚科受診の目安

・保険治療で改善が頭打ちになっている

・ニキビ跡や毛穴が気になり始めた

・自費治療を勧められて迷っている

・費用感も含めて相談したい

このような場合は、一度皮膚科で相談することをおすすめします。現在の肌状態や治療歴を整理することで、本当に自費治療が必要なのか、どの治療が適しているのかを判断しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 自費治療は必ず必要ですか

必ずしも必要ではありません。炎症性ニキビは保険治療が基本です。

Q2. ダーマペンとポテンツァはどちらが高いですか

一般的にはポテンツァの方がやや高くなります。

Q3. 何回くらい必要ですか

状態によりますが、複数回を前提に行う治療が多くなります。

Q4. 自費治療だけでニキビは治りますか

炎症を抑える治療は保険診療が基本になります。

Q5. 費用は事前に分かりますか

治療前に目安費用や回数を説明しています。

まとめ

ニキビ治療の費用は、治療の段階と目的によって大きく異なります。炎症を抑える治療は保険診療、ニキビ跡や肌質改善は自費診療、という役割分担を理解することが大切です。渋谷文化村通り皮膚科では、治療内容を明確にしたうえで自費治療を行っています。

・ポテンツァ 29,800円から

・ダーマペン 24,800円から

肌状態や治療目的に応じて、必要な回数や内容をご相談しながら決定しています。

参考

 Ruchiatan Kartika, Nuzuliyah Gempita et al.The Comparable Efficacy Between Tranexamic Acid Intradermal Injection and Pulsed Dye Laser for Treatment of Post-Acne Erythema: A Split-Face Therapy.
Clinical, cosmetic and investigational dermatology (2025)

日本皮膚科学会ガイドライン
尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023

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