いぼ(疣贅)は一般的な皮膚トラブルで、皮膚科を受診する方の5%弱が主訴として受診しているというデータがあります。また、若年層ではさらに多く、6~10歳は23%、11~15歳は17%に及びます。
痛みもなく治療の必要性を感じにくいですが、他の部位や他者に移す可能性が高いのも特徴です。当院ではいぼ(疣贅)を保険治療と自費診療どちらでも取り扱っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
いぼ(疣贅)とは
皮膚の表面に小さなドーム状のできものができることがあります。一般にこれをいぼと呼びます。疣贅(ゆうぜい)と呼ぶこともあります。
多くの場合はウイルス性疣贅で、皮膚や粘膜にできますが、いぼのできた場所によっては足底疣贅や爪囲疣贅などの名前で呼ばれることもあります。
一般的ないぼのことを「尋常性疣贅」、それ以外を「特殊型疣贅」
「いぼ」は、皮膚から盛り上がっている小さなできものを指し、大きく以下の3タイプに分類されます。
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ウイルス性疣贅
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軟性線維腫(アクロコルドン)
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脂漏性角化症(老人性いぼ)
このうち、ウイルス性疣贅はできた部位や症状によって尋常性疣贅、ミルメシア、尖圭コンジローマなどに分類されます。
多くの場合皮膚科受診につながるのはウイルス性疣贅ですので、このページではウイルス性疣贅について説明します。
いぼの原因
疣贅の原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスに感染することです。
健康な皮膚では感染しないと考えられていますが、小さな傷があるとそこから皮膚に入り込み、表皮深くの基底細胞に感染してイボになると言われています。
HPVは人から人に移ります。2~6ヶ月ほど経ってから症状が出る(潜伏持続感染)ため、どこで誰からもらったのかわからないことも多いです。怪我をしていたり、お風呂上がりなど皮膚が柔らかい状態でウイルスに接触すると感染しやすくなります。
銭湯(サウナ)やプールなど素足で他者と過ごす場所で感染することが多いほか、同居する家族とバスマットを共有することで感染することもあります。
いぼ・タコ・ウオノメの違い
いぼだと思って受診したらタコやウオノメと診断されることがあります。
この3つは似ているため、自分では判断がつかないこともあると思います。それぞれの違いを下記の表にまとめました。
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いぼ(疣贅) |
ウオノメ(鶏眼) |
タコ(胼胝) |
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症状 |
傷のある皮膚にウイルスが入り込み皮膚が盛り上がる |
足裏の角質が固くなり、皮膚の奥深くに食い込み、しこりができて角質の芯がある状態 |
足の裏の皮膚が角質化し、盛り上がった状態 |
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痛み |
ほとんどない |
歩行・圧迫で痛みを感じる |
ほとんどない |
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出血 |
若干ある |
ない |
ない |
いぼは毛細血管が増殖しているため、タコやウオノメと勘違いして削って治そうとすると出血することがあります。また、出血とともにウイルスも拡散するため、自力で治そうとせずに受診するようにしましょう。
いぼの診断
多くのケースで、いぼは目視で診断が可能です。場合によってはダーモスコピーという器具を使ったり、病変の一部を切り取って顕微鏡で見る検査を実施することもあります。
いぼの治療
いぼは自然に良くなることもありますが、時間がかかるうえ、日常生活で悪化したり家族に移してしまうこともあります。早めに受診し、治療することをおすすめします。
いぼの治療にはサリチル酸の塗り薬や貼り薬を使って対象部位の皮膚をふやけさせて除去する方法などがあります。
当院では液体窒素による冷凍凝固療法を実施しています。いぼの大きさや種類、通院頻度等に合わせて患者様一人ひとりに最適な治療法を検討、提案します。
液体窒素を患部に当てる方法としては、綿棒を使ったりスプレーで当てたりする方法があります。ピンポイントに患部を狙えることから綿棒を使うことが多いです。
液体窒素を用いた治療のデメリットは治療時の痛みが強いことです。高い効果を見込める治療ですが、3ヶ月ほど継続的に治療をしても治らない場合は他の治療法との併用も検討する必要があります。
いぼにお困りなら渋谷文化村通り皮膚科
いぼは放っておいても自然に治ることもあるため、通院してまで治療しようと思う方が少ない症状です。しかし、放置していると感染が広がってしまったり、家族や友人に移してしまう可能性もあります。早めの治療を心がけるようにしましょう。
当院では保険診療でいぼの治療が可能です。また、自由診療ではよりリスクの少ない治療も提供しているため、いぼの治療を考えているけど保険と自費どちらの治療がいいかわからない、判断がつかないという方はぜひ当院にご相談ください。