アジスロマイシンの効果・副作用・服用方法|マクロライド系抗生物質の正しい使い方

アジスロマイシンとは

アジスロマイシンはアジスロマイシン水和物(Azithromycinhydrate)を主成分とする内服薬で、主に感染症治療に使用される薬です。

アジスロマイシンの効果・効能

マクロライド系抗生物質で、感染症の原因となる細菌の増殖を阻止または殺菌する作用があります。

深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎などに使用されます。

アジスロマイシンの服用方法

症状などによって医師が決めますが、例としては下記の表のような使用量・回数です。

アジスロマイシン錠250mg

アジスロマイシン錠500mg

通常

1日1回2錠を3日間

1日1回1錠を3日間

尿道炎、子宮頸管炎

4錠を1回のみ

2錠を1回のみ

服用時はコップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください。

アジスロマイシンの副作用

主な副作用

発疹、じんま疹、かゆみ、アトピー性皮膚炎悪化、光線過敏性反応(光にあたった部分が赤くなる)、紅斑、水疱、皮膚剥離、多形紅斑、寝汗、多汗症、皮膚乾燥、皮膚変色、脱毛、発熱、頭痛、下痢、嘔吐、吐き気、腹痛、激越(感情や声が激しく高ぶった状態)などが報告されています。

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全、急性腎不全、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎

アジスロマイシンが使えない方

過去にアジスロマイシン製剤に含まれる成分で過敏症のあった人は使用できません。

また、服用に注意が必要な人として下記が挙げられます。

  • 過去に他のマクロライド系またはケトライド系薬剤で過敏症のあった人

  • 心疾患のある人

  • 高度な肝機能障害のある人

  • 妊婦または妊娠している可能性のある人

  • 授乳中の人

アジスロマイシン 臨床効果

アジスロマイシン経口剤投与のみの成績

〈皮膚科感染症〉

17.1.1 国内第Ⅱ相/第Ⅲ相試験

深在性皮膚感染症(せつ、せつ腫症、よう、丹毒、蜂巣炎、ひょう疽、化膿性爪囲炎、リンパ管・リンパ節炎)に対する有効率は 91.8%(67/73)であった。

17.1.2 国内第Ⅲ相試験

二重盲検比較試験で深在性皮膚感染症に対するアジスロマイシン錠の有効性が確認された。

引用:ニプロ株式会社 アジスロマイシン錠 250mg「NP」添付文書

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00062211.pdf

よくある質問

妊娠中・授乳中は服用できますか?

妊娠または妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与することとされています。

また、授乳中も同様に治療上の有益性と母乳栄養の有益性を比較して判断することとされています。いずれも医師の判断に従うようにしてください。

参考文献

沢井製薬株式会社「医薬品インタビューフォーム」

https://med.sawai.co.jp/file/pr22_1525.pdf

ニプロ株式会社 アジスロマイシン錠 250mg「NP」添付文書

https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00062211.pdf